職歴なしニートの相談相手としては、サポステ(地域若者サポートステーション)はおすすめです。
最初の一歩を踏み出すために相談相手が欲しい、という方はまずはサポステに相談をしてみてください。
しかし注意点があります。
サポステは求人の紹介、就職先の斡旋をしてくれるところではない、ということです。
具体的に求人を紹介してもらえないと、就職先を探すことはできません。
就職先を探すために動きたい場合、サポステ以外の就職サポートを利用する必要があります。
この記事では、30代職歴なしニートが就職先を探すために利用できる就職サポートをご紹介しています。
目次
30代職歴なしニート。サポステは使える?
30代職歴なしニート、という状況を脱出して今から就職を目指そうという場合、サポステは相談する相手としては活用できます。
サポステの利用年齢
サポステは、
地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている15歳~49歳までの方に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っています。
とあるように30代の方は問題なく利用することができます。
サポステ利用時の注意点
それにサポステは全ての都道府県に設置されていることも特徴です。
注意点として、予約制であること。
そして事業所によって支援の仕方が違うこと。
スタッフの対応にも差があります。
サポステの口コミ・評判を調べていくと、決してサポートが親身とはいえない状況が浮かび上がってきます。
もしサポステを利用される場合には、1ヵ所だけで決めてしまわずに、2,3ヵ所を見学して自分に合っている事業所を選ぶことが大切です。
相談相手ならサポステはおすすめ
地域若者サポートステーションは、働くことに困難がある方へのサポートを行っている施設です。
家族以外にも相談相手を持つことができるメリットがあります。
とはいえ相談員によって対応に差があり、背中を押してくれる方、そうではない方もいるようです。
本気で正社員に就職・転職したいと考えている方は、サポステと併用して就職支援サービスを利用することを考えてみてください。
サポステは無駄?意味ない?サポステの口コミ、評判について
サポステについての口コミ、評判を調べていると、
「サポステは無駄」
「サポステは意味ない」
といった情報を見ることもあると思います。
実際、サポステに行ってみたけれど無駄だった、と感じる方もいるようでTwitterなどではそうした方も見られます。
サポステが無駄、意味ないと感じるかどうかは、利用する人の目的にもよるといえます。
サポステは求人を探す場所ではなく、相談窓口となります。
そのため、自分で就職するために行動できる人は、ハローワークを紹介されますし、ハローワークを利用するのであればニートOKの就職エージェントを利用して求人を紹介してもらった方が内定獲得を早くできる可能性があります。
サポステはで貰えるアドバイスもあまり実用的ではなく、意味がないと感じるようです。
具体的にニート向け求人を探したいなら、他の就職サポートの利用を
前述しましたが、サポステは就職先を斡旋する機能は持っていません。
求人紹介はハローワークが担当することになり、連携を取ることになります。
とはいえ、ハローワークを利用したことがある方はお分かりだと思いますが、決してサポートが良いとはいえません。
またハロワが取り扱っている求人は正社員のみではなく、契約社員、パートなども多いです。
希望通りに就職先がスムーズに決まることは、なかなか期待できないでしょう。
就職を目指すのでしたら、サポステと併用して民間の就職支援サービスを利用する方法がおすすめです。
30代職歴なしニート サポステの他に利用できる就職サポート
30代、職歴なしニートの方が利用できる就職支援サービスをご紹介します。
サービスによって保有している求人が違いますので、希望に合った仕事を探してみたい方は、複数のサービスに登録をして求人を比較してみることを考えてみてください。
就職カレッジ
職歴なしニート、フリーターの就職実績も多いのが就職カレッジです。
30代で職歴なしの人が正社員としてキャリアをスタートするのであれば、就職カレッジは就職成功率が非常に高くおすすめです。
就職カレッジ 就職カレッジ
就職カレッジのメインの就職支援サービスは、就職カレッジです。
- 年齢:18歳~34歳
- 対象者:ニート・フリーター・既卒・大学中退・第二新卒・非正規から正社員を目指す方
- エリア:東京、千葉、神奈川、埼玉、愛知、大阪、兵庫、福岡、広島、仙台、神戸、札幌など全国主要都市(不定期で様々なエリアもあり)
就職カレッジ 30代カレッジ
就職カレッジには39歳までの方が利用できる30代カレッジもあります。
30代前半の方までの就職サポートをするエージェントはいくつかありますが、39歳まで利用できる就職支援は就職カレッジの他には民間企業には今のところないのではと思います。
現在のところ、利用できるのは東京都が主となります。
就職カレッジは今の状況下で、面談から就職支援講座、企業との面接もオンラインで利用することができます。
ニート歴が長い方も就職カレッジの就職支援を利用して、正社員就職に成功している方も多いです。
職歴なし30代の方に、おすすめしたい就職エージェントです。
利用エリアも広いので、地方の方も就職活動に利用しやすいと思います。
キャリアスタート
キャリアスタートは35歳までが利用できます。
中卒以上の方が利用可能。
未経験歓迎、学歴不問の求人を多く取り扱っており、ニートの方も就職を目指しやすいエージェントといえます。
- 年齢:18歳~35歳まで
- 対象者:ニート・フリーター・既卒・大学中退・第二新卒・非正規から正社員を目指す方
- エリア:東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、福岡、北海道
内定までのスピードが早いことが特徴のエージェントです。
キャリアスタートの特徴として、マンツーマンサポートで対策をしてもらい、面接を受けられるということが挙げられます。
徹底した面接トレーニングによって、内定獲得の可能性を引き上げています。
しっかり準備をして面接を受けることが出来ますし、選考スピードも速いため内定までの期間も短くすることが可能です。
キャリアスタートを利用できるのは18歳~35歳までの正社員就職を目指す方です。
ジョブカフェ
ジョブカフェは若者の就職支援を目的とした施設です。
厚生労働省によると、
ジョブカフェは都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援をワンストップで行う施設です。
厚生労働省でも、都道府県の要望に応じてジョブカフェにハローワークを併設し、職業紹介等を行うなど、都道府県と連携しながら支援に取り組んでいます。
とあります。
ジョブカフェ、ジョブモール、ヤングキャリアセンター、若者就職支援センターなど、各都道府県で名称が異なりますが、30代は問題なく利用できる施設が多いです。
求人の紹介をしてもらうこともできますし、相談先としても活用することができます。
仕事探しに関していえば、ゆっくりめに進みますからそれが合う方、合わない方はいるかもしれません。
ジョブカフェは正社員経験がなく、就活の仕方に不安がある方にも便利な就職支援施設といえます。
わかものハローワーク
わかものハローワークは45歳以下の正社員経験のない方が活用できる、無料の就職支援サービス。
ですから30代でニートの方も問題なく利用することができます。
一般的なハローワークよりも手厚いサポートを受けることができることが特徴です。
無駄な説教もあまりされなくて良い、という口コミもあります。
セミナーなども開催されていますので、他の方と交流したい、参加してモチベーションを維持したい時などにも向いているといえます。
担当者によるカウンセリング、応募書類の添削、面接対策など公共の就職支援サービスです。
とはいえ、職歴なしの方の場合、職業訓練をすすめられるケースも多いようです。
30代でニートを続けるリスク
30歳を過ぎてニートを続けることは、様々なリスクがあります。
特に就職、経済的な面でリスクが大きいといえるでしょう。
ニート生活を支えてくれているのは、親です。
30代の親御さんであれば、60歳前後が多いでしょうか。
中にはすでに年金受給者となっている親御さんもいるかもしれません。
今はまだ元気であっても、いずれは・・・といった不安もある方が多いと思います。
30代になると就職の選択肢がどんどん減ってきてしまいます。
就職できなければ、経済的な面で困窮してしまう可能性が高いです。
早くニートを脱出し、社会復帰して働くことが大切といえます。
就職の選択肢が減る
30代になると、未経験歓迎の求人がどんどん減ってきてしまいます。
減ってはきますが、30代前半はまだ仕事を探しやすい状況です。
仕事を選ばずに、自分に合った働き方ができる職種で探すことが重要となります。
介護、販売・接客、工場、警備、ドライバーなど人手不足の業界を中心に探すことで、まだ正社員就職を目指すことができます。
ただし体力が必要な仕事も多く、生活習慣の改善から始める必要がある方も多いかもしれません。
30代後半になってくると、職種もかなり限定されます。
正社員ではなく契約社員で働かざるを得ないケースも増えてきます。
アルバイトも見つかりにくく、正社員就職できる可能性はどんどん閉ざされていきます。
40代になると、職歴なしニートの方は就職はかなり難しくなってきてしまいます。
経済的に困窮する可能性
生活するにはお金が必要です。
ニート生活ですから、自分自身の収入はゼロでしょう。
生活を支えてくれているのは親。
その親も年を取りますし、いつまでも元気でいる保証はありません。
急に病気や事故でそれまでの生活が送れなくなる可能性もあります。
親のお金があてにならない状況になった時、経済的に一気に追い込まれる可能性があります。
30代で職歴なしニートが高い内定率で正社員になる方法
30代なら、まだ就職できる可能性があります。
「もう遅いのでは」
「就職できないのでは」
と思わずに行動されることをおすすめします。
ニートが正社員就職する、そのために利用できる就職サポートをいくつかご紹介しました。
⇒ 30代職歴なしニート サポステの他に利用できる就職サポート
こうした就職支援サービスを利用することで、短期間の間に正社員就職を成功させることも可能です。
長く就活をするのも大変です。
モチベーションの維持も難しくなってくる方も多いと思います。
期間を決めて、就活に集中する方法がおすすめです。