激務で給料が安い美容師、アシスタント時代を超えてスタイリストになれば高収入が得られるか、というとそうでもありません。
スタイリストになっても給料が安い可能性もあります。
今働いているサロンを退職するタイミングも大切です。
転職タイミングに失敗すると転職先でもまたアシスタントをやり直し、という可能性もあります。
美容師を辞める退職理由によっては転職の一つとして、
「給料の安さ・年収が低い」
ことがあります。
美容師としての生涯賃金を考えてみたら、あまりの安さに驚いてしまって転職を決意した、という方もいるかもしれません。
美容師から転職して高収入の仕事に就くことは、そう難しいことではありません。
高年収・高収入の仕事へ美容師が転職する方法について、またおすすめ職種についてご紹介しています。
目次
美容師から異業種転職は可能
美容師を辞めて違う他業界に転職をしようかな・・・と考えた時、これまでの経験が他の仕事で通用するのかな?
自分は転職活動で何がアピールできるのだろう・・・?
と迷ってしまう方も多いのでは、と思います。
実は思っている以上に美容師から異業種への転職は難易度が低いのです。
美容師として身に付けられるスキルとしては、
- コミュニケーション能力
- 提案力
- 体力
- 忍耐力
などが挙げられるでしょう。
こうしたことは、他の仕事でも必要なスキルとなることが多く、しっかりアピールできれば面接官は評価してくれます。
その時重要なのは、年齢です。
20代ならポテンシャル採用してくれる企業がとても多いので、上記のようなことをアピールしながら、入社してどんな働き方をしたいのか、将来のビジョンをしっかり伝えることが出来れば、内定獲得は十分に狙えます。
30歳を超えると、未経験からの異業種転職はかなり厳しくなってきます。
美容師を辞めて異業種転職を目指すのであれば、20代がチャンスが多いです。
美容師の生涯賃金
美容師の生涯賃金をご存じでしょうか?
給料の計算の仕方、勤務先の給与、美容師になった年齢、アシスタントからスタイリストへ昇進のタイミング、独立など美容師一人ひとりで収入に関する要素は変わってきますが、おおよその生涯賃金を知ることは大切です。
美容師の生涯年収は、約1.4億円
といわれています。
美容師の生涯賃金に対して、サラリーマンの生涯賃金は高卒で約2億円と言われますので、その金額差は非常に大きいと言えます。
美容師だと30代で手取り20万円いかない人も多いのではないでしょうか?
美容師の年収が低い理由、ボーナス
またボーナスに関してもサラリーマンとの差が出るところです。
ボーナス支給が無い美容院なども多いでしょう。
(ちなみにボーナス自体は支給は義務ではありませんから、ボーナス・賞与がないのは特に違法とかでもありません)
ボーナスがあったとしても安い、生活の足しにならない、そんな美容師の給料事情でしょう。
美容師は独立したら稼げる?
では辛い下積み(アシスタント)時代を乗り切り、スタイリストとして経験を積み、独立してオーナーになったら年収1,000万円を超えるような高収入を手にすることができるか、というとそうした収入を得られるのは一握り、といって良いでしょう。
将来手金独立したら稼げる!とも限らないのですよね・・・
美容室の生存率(廃業率)ですが、1年以内の閉店60%、3年以内の閉店90%といわれています。
美容師の収入について調べれば調べるほど、将来性を感じられなくなり高収入の仕事に転職したい・・・と思うようになる方は多いのではないでしょうか。
実際、美容師のキャリアを考えた時、
- 独立して自分の店を持つ
- トップスタイリストとして売れる
どちらかしか無いといって良いでしょう。
独立しても生存率が低いことはさきほど触れました。
30代、40代とダラダラと美容師を続けても年収300万円・・・といった将来が待っている可能性があります。
美容師よりも体力的に楽で高収入の仕事はたくさんあります。
美容師を絶対に続けたい、といった気持ちが特にない自分に気付いている方もいるかもしれません。
年齢で見切りをつけて転職をするのも、将来的なことを考えた場合には大切なことではと思います。
美容師から異業種転職を考える場合、30代前半が年齢的に限界といえるでしょう。
給料が安い!美容師から高収入の仕事に転職したい!
美容師を辞めて転職するのなら、今までの給料が安かった分を取り戻したい!
美容師よりも給与が高い仕事に転職したい。
そう考えるのが自然なことだと思います。
給料は転職先として選ぶ業界・職種への転職である程度決まってきます。
興味を持った業界・職種があれば、あらかじめ平均年収を調べることもできますので、転職先選びの参考になりますね。
美容師時代に身に付けたコミュニケーションで転職先で成功して年収アップする方は多いといえます。
美容師から転職して、高収入が得られるおすすめの職種
「もう家族もできたし、残業もそこまで多くは無くて、収入が高い仕事に転職して安定して働きたい」
美容師から転職して高収入を得たい、と考えた場合、色々な仕事を候補として考えることができます。
言い換えると、それくらい美容師の年収が低い・・・ということです。
美容師から高収入の仕事への転職、おすすめ職種をいくつかご紹介したいと思います。
営業職
営業職は稼げる職種の代表といって良いでしょう。
様々な業界で営業職の中途採用が行われていますし、未経験歓迎の求人が多いことも特徴です。
不動産、自動車、保険、ネット回線、美容メーカー、人材、広告など様々な求人を探せます。
売りにくい商材もありますし、働きやすい会社かどうかの情報収集も大切です。
転職エージェントを利用することで、詳しい情報を得ることができます。
インセンティブがある営業職として転職した場合、成功すれば月収100万円を超える給与を手にする月もあります。
ただしノルマなど厳しい一面もありますので、安定して長く働きたい場合にはルートセールスなども考えると良いかもしれません。
成果次第で年収500万円、年収600万円など十分狙えるのが営業職です。
ITエンジニア
ITエンジニアは深刻な人手不足が続いており、未経験から転職しやすい状況です。
今までとは全く違う働き方になりますし、ITエンジニアの仕事内容や働き方についてあまり知識が無い・・・という美容師さんも多いかもしれません。
意外と、元美容師がいる業界です。
ITエンジニアになるためにプログラミングなどを学べるエンジニアスクールもたくさんありますし、転職エージェント経由で未経験OKの企業を紹介してもらう方法もあります。
平均年収も高め、コツコツ仕事をするのが好きな方には向いている職種といえます。
フリーランスとして高年収を得やすいのもITエンジニアの特徴です。
の記事中で美容師からITエンジニアへ、おすすめの転職方法についてご紹介しています。
アイリスト
アイリスト(まつげ専門技術者)への転職を目指す美容師さんも多いと思います。
アイリストになるために絶対に必要な資格は美容師免許ですが、既に美容師免許があるのも大きいですね。
美容師免許があれば未経験でも可、というサロンも多数あります。
転職して働きながら技術を身に付けるのがおすすめの方法と言えます。
地域によってアイリスト求人が少ない可能性はありますが、美容師からの転職先としてそこまで難易度は高くはない職種といえるでしょう。
美容部員
美容師から美容部員への転職に興味をお持ちの方も多いのではと思います。
「美容師免許験がある方歓迎!」
など掲載されている求人もあります。
美容師も未経験OKの求人がありますので、最初は経験を積んでから大手化粧メーカーなど年収の高い安定した職場に転職を目指す、という方法もあります。
美容部員は年齢を重ねても安定して働きやすいことも魅力です。
会社員ですから、年齢とともに昇給することも美容師からみると魅力ではと思います。
美容師から転職して高収入を得る
美容師は激務でありながら残業代も支給されず、給料が低い仕事の代表としていわれることも多い大変な職業です。
美容師を辞める理由は色々とあるでしょう。
手荒れが酷く、辞めなければならないので仕方無く転職先を探すことにした、という方もいらっしゃるでしょう。
長時間労働なのに給料が低い!生活出来ない!ということで高収入の仕事への転職を目指している美容師さんもいらっしゃるでしょう。
美容師からの転職を成功させるためには、志望動機の作成、履歴書・職務経歴書の書き方なども重要です。
転職エージェントを利用すれば、そうした転職活動の準備についてもサポートを受けられますし、求人の紹介もしてもらうことができます。
美容師から異業種転職するためのサポートをぜひ活用されることをおすすめします。
上記のような転職先についての求人情報を得たい場合、
でご紹介しているような求人サイト、転職エージェントを利用されることで、求人の情報収集が効率良くできます。
美容師から未経験職種への転職には、こうした求人サイトや転職エージェントの活用は欠かせません。
ぜひ活用して、高収入の仕事への転職に成功してください。