新卒で美容師になったけれど、実際に働いてみて美容師を辞めたい、というのは決して少ない話ではありません。
新卒美容師の離職率も低くはないですよね。
美容師が辞めるためには何ヶ月前に伝えると良いのでしょうか?
美容師を辞めたい、と思ってもすぐに退職できるものでもありません。
できるだけ円満退職もしたいです。
揉めながら退職日を待つのは精神的に辛いです。
退職する場合、次の転職先によっては辞めるタイミングはとても重要です。
今、この時期だから美容師の将来性を考えて異業種転職を目指す方も多いかと思います。
美容師を辞める、退職のタイミング。
どのタイミングが退職しやすく良いタイミングになるでしょうか。
目次
美容師を辞めたい、退職したい
美容師を辞めたい、と思ったとしても上司に、
「美容師、辞めたいんです」
と切り出すのはとても大きなストレスですよね?
特に新卒、美容師1年目、といった場合には、
「まだアシスタントになったばかり、皆辛い下積みを乗り越えているしもう少し頑張ろうよ」
「辛いなら相談に乗るからもうちょっと頑張ってみようよ」
と言われて最初は退職が却下される可能性が高いです。
相談にのるから・・・と優しい対応をされると、かえって退職の意思を貫き通しにくくなる・・・というのはあるかもしれません。
とはいえ、実は上司、店長やオーナーが嫌で辞めたい場合もあるので、余計にストレスな時もあるかもしれないですね・・・
とはいえ、本気で美容師はもう辞めたい、という気持ちが固まっているのであれば諦めずに何度もタイミングを見て、退職について話をすることが必要です。
辞めたい、と言えずに1日終わることもあるでしょうから、実際に退職できるまでの期間は、余裕をもって見ておく必要があります。
手荒れがひどく日常生活も支障がでている場合、体調がもう限界など・・・早く辞めなければならない退職理由の場合もあると思いますので、思い切って伝えることが第一歩として大切です。
あなたがもし新卒美容師ではなくて、もし美容院やサロンを変えて引き続き美容師として働きたい場合、スタイリスト・アシスタントそれぞれで辞めるべきタイミングがあるといって良いでしょう。
もし美容師の仕事自体を辞めて、異業種転職をするのであればタイミングにはこだわらず、辞められる時にさっさと辞めるのがベストとなることも多いです。
美容師 辞めるために何ヶ月前に伝える?
一般的な企業の場合には就業規則があり、
「退職は1ヶ月前までに伝えること」
といったように定められています。
美容師の場合には、個人サロンも多いですから就業規則が無い、といった職場も多いのではないでしょうか。
ただ、常識的には2ヶ月位前に退職意思を伝えてたほうが良い場合が多いです。
業務の引き継ぎや後任の手当、人員補充など時間がかかるためです。
一応、法的には2週間前に退職意思を伝えれば良い、ということにはなっていますが円満退職するためにはもっと前に伝えて、手続きをきちんと終えた方が良いですね。
美容室、サロンを辞める場合には一般企業よりもずっと前から伝えた方が良いお店が多いのではないでしょうか。
美容室を辞めるには、
3ヶ月~6ヶ月前に退職を伝えること
というルールになっていることが多いようです。
サロン退職を伝えるタイミングは余裕を持って
ただ体調的に厳しい場合、事情があってできるだけ早く実家に戻らないといけない、といったような場合には上司に相談して対応してもらう必要はあるでしょう。
ギリギリの人数でお店を回しているため、余裕をもって退職について伝えるというルールになっていることが多いといえそうです。
そのため、美容師を辞めたいと思った場合には、余裕を持って6ヶ月目、遅くても3ヶ月前には退職の意思を上司に伝えるようにすることが必要です。
ひどいケースになると1年以上など、退職までびっくりするほど時間がかかるケースもあるようです。
そこまで退職できないのはさすがに問題といえるでしょうから、どうしても退職が難しくて困っている場合には労働基準監督署に相談してみる、積極的に対応して貰えない場合には退職代行サービスを使う、という方法もあります。
退職代行サービスもたくさんあるのですが、職場と交渉可能な労働組合の退職代行サービスなどが確実性が高く費用も安めです。
などがあります。
美容師の退職理由の伝え方
上司に退職したい、と伝えたら確実に「退職したい理由」を質問されます。
その際の退職理由の内容ですが、説得されにくい理由にすることがスムーズに退職を受け入れて貰うためのポイントになります。
「○月までに退職を考えています」といったように時期も提案する形がおすすめです。
次の美容師が見つかってから、となると退職がいつになるか分からなくなってしまいます。
体調悪化による退職
体調、特に美容師の場合には手荒れ、薬剤のアレルギーにより仕事自体を続けるのが難しくなってしまって・・・ということもあると思います。
体調不良が原因の場合には、どんなにブラックな店長だったとしても受け入れないわけにはいかないといえます。
家族の介護、家業を継ぐために実家に戻らなければならない
退職を引き留めにくい退職理由として、
「家族が病気になったので介護が必要になった」
「家業を継ぐために実家に戻る」
といったものもあります。
退職理由は素直に伝えた方が良いの?
美容師の退職理由は、大きく分けて以下の4つになると思います。
- キャリアアップ
- 人間関係
- 体調不良
- 美容師自体を辞めたい
前向きな退職理由の場合には素直に伝えやすいと思います。
ただ、説得されやすくなる可能性もありますので、退職の意思を貫くことは大切になります。
人間関係が悩みの場合や、好条件の引き抜きによる転職などの場合には、素直に伝えにくい退職理由となることもあると思います。
特に一番の退職理由が上司、オーナーとの人間関係である場合には、ものすごく言いにくいですよね・・・
その場合には、サロンの方向性が自分とは違う、といったように説得が微妙にされにくい退職理由にする方法もあります。
退職前にできれば転職先を見つけることが大切です
美容師は長時間労働です。
そのため、美容師の仕事を辞めてから転職先を探すしかない・・・と思っている方もいるかもしれません。
それに美容師は退職時期も結構先になりがちです。
タイミングが難しいんですよね・・・
しかしそういっているといつまで経っても転職先が見つかりません。
年齢が若ければ、退職してから早期に転職先が見つかる可能性もありますが20代後半、30代だと転職先が見つからない可能性もあります。
転職先が見つからずに貯金を減らすような状態になると、だんだんと精神的に追い詰められてしまいます。
特に貯金が底を尽きそうになると、ブラック企業でも良いから転職しなくては、といった気持ちになってしまいます。
できれば、在職中に転職先を見つけるのがおすすめです。
まずは第一歩、踏み出してみることが大切です。
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