看護学校を中退し、これからの進路をどうしようかな…と考えている方も多いと思います。
看護学校を辞めた後、就職をお考えになる方も多いでしょう。人の役に立つ仕事に就きたい、しっかり収入が得られる働き方をしたい、やっぱり看護や介護などの領域の仕事に興味がある…など。
民間の会社に就職してキャリアを積んでいきたいと思っている方もいるでしょう。
看護学校を中退した後、進路は様々あります。
この記事では、看護学校を辞めた後、正社員としての就職を目指したい方向けに就職活動を成功させるためのコツ、未経験OKの正社員求人が多く見つかる就職サイトをご紹介しています。
空白期間がある、無いにせよ、看護学校を中退した後の就職活動は、一人で進めるにはメンタル的にきつい方も多でしょう。
サポートを上手く活用しながらの就活もおすすめしたいです。
目次
看護学校を中退して就職するには
看護学校を中退し、これからの進路として正社員としての就職を目指そうかな・・・という方も多いかもしれません。
看護学校の中退理由も一人ひとり、様々だと思います。
夢だった看護師の道が途絶えて、途方に暮れている方もいるかもしれません。
看護学校を辞めた後の進路も色々な選択肢があります。
もしかすると、数年経ってから再び看護師を目指すかもしれません。
しかし、生活していくためには働かなくてはなりませんから、どこかで気持ちを切り替えて収入を得るために行動しなければならないですよね・・・
看護学校を中退、しばらくはフリーターやニート、でもその後は正社員になるために就職活動をするという方も多いと思いますし、看護学校中退を決めたらすぐに就職活動をスタートする方もいると思います。
どんな仕事をしようかな、と考えてやっぱり「人」を支援する仕事に興味がある、ということで介護士を目指す方もいらっしゃるかもしれません。
それぞれに求人を探すのに適したサイトなどがあります。
この記事では、看護学校を辞めた後、正社員就職を目指す際に利用できる求人情報源についてご紹介していますので、ぜひ活用をおすすめします。
看護学校の中退率
看護学校の中退率、退学率というのはまとまったデータがないため正確には分からないのですが、看護学校によって3%~10%前後の中退率といえそうです。
看護学科を持つ大学、看護学校がそれぞれ独自で公表している「中退率」を調べてみると、中退率が低い学校は1%台、高いところは高いといったことになります。
年度によっても中退率は変わってくるでしょう。
看護学校を辞める、中退理由
看護学校を辞める中退理由としては、
・留年が決まったので
・実習を通して看護師に向かないと感じた
・経済的な理由から中退
・看護師の他にやりたいことができた
・勉強量の多さ、実習が辛いなど学習面
など、学習面、実習面、経済的な理由からの看護学校中退理由が多いようです。
費用が安い看護学校を探して入学された方もいるかもしれません。
看護学校は費用が安いから、といった理由から進路を決定してしまうと、学習面での大変さからついていけず、中退と至るケースが多いといえます。
看護学校を中退した後の進路
看護学校を辞めた後の進路は様々です。
年齢が若い方も多いので、公務員試験を目指したり、事務職、販売・サービス、フリーターとしてしばらく生計を立てる方も多いでしょう。
中退後の進路をどうするか、すぐには決められない・・・という方もいると思います。
中には保育士資格を取得して保育士として就職をされる方もいます。
社会福祉士、介護士になる方も。看護師を志した方の中には、医療、介護に関心・興味が強い方も多い方が多いのかもしれません。
看護学校を中退した後、正社員を目指して就職活動をスタートされる方も多いでしょう。
看護学校を中退後、就職を目指しやすい仕事
看護学校を中退した後、正社員として働こうと考えた場合に就職を目指しやすい仕事をご紹介します。
看護学校を辞めた後、空白期間が空いてしまったとしても、未経験歓迎の求人が多い仕事も多いためチャレンジしやすいでしょう。
事務職
女性の採用ニーズが多く、残業や休日出勤もほとんどない働き方ができる事務職は、女性から人気が高い職種です。
ライフワークバランスが取りやすいことが特徴です。
事務職といっても、様々な種類があります。例えば、
・経理事務
・人事事務
・労務事務
・総務事務
・貿易事務
などです。それぞれの種類ごとに、所有していると就職に有利になる資格がありますから、もし事務職として正社員就職を目指している場合には、資格取得も検討されると良いでしょう。
意外と未経験歓迎の求人が多く、高卒以上応募可の求人も見つかります。そのため、看護学校中退の方も挑戦しやすい職種だと言えるでしょう。
営業
未経験歓迎の求人が多く、学歴と問わない営業職も就職を目指しやすいです。高卒以上化の求人が多いことも特徴です。
営業スキルを身に付けると将来的に潰しが利きやすいことも、考慮すべきポイントになるでしょう。どのような会社であっても、営業職は必要としています。
高い年収を稼ぎたい人にとっては、営業職はインセンティブありの求人も多く、他の職種よりも稼げる可能性があります。ただし、インセンティブが付く企業の場合には売り上げに対してのプレッシャーが強い可能性もありますから注意が必要です。
もちろんそうした働き方を希望する方ばかりではないと思います。
営業職といっても様々な種類があります。新規開拓の他に、ルート営業もあります。法人営業、個人向けの営業やインサイドセールスといった働き方も近年では需要が高いです。フルリモートで営業職、といった働き方もあり多様化しています。
保育士
子供が好き、という方には保育士もおすすめです。保育士資格は通信教育でも取得が可能です。(一部、オフラインはあります)
保育補助からスタートし、現場の経験を積みつつ保育士資格の取得を目指すといった方法もあります。保育士は人手不足ですので、採用されやすい状況が続くと言えるでしょう。
介護士
介護士も人手不足が深刻で、未経験歓迎の求人が非常に多いです。介護施設にもよりますが、未経験であっても年齢が若ければ十分に採用される可能性があります。
20代、30代であれば未経験からであっても採用してもらえるでしょう。ただし、介護施設によって労働環境はかなり差がありますから、どこでも良いといった求人の応募の仕方はお勧めしません。
介護業界の特徴は、資格を取得すると手当がついて収入がアップすること。介護福祉士を取得すると、転職も容易になります。
キャリアアップするには基本的には資格取得が必要です。専門性を高めて働いていくこともできますし、中退という学歴が不利にならない業界と言えるでしょう。
今後もますます需要が高まるのが介護業界といえます。人の役に立つ仕事をしたい、おじいちゃん・おばあちゃんが好き、といった方におすすめしたい仕事です。
ITエンジニア
ITエンジニアも人手不足であり、未経験者歓迎の求人が多いです。とはいっても完全に知識ゼロ、未経験者の就職は厳しくなりつつあります。
未経験から転職などに成功するには、事前にプログラミング知識を得ることが必要になってきています。プログラミングスクールで学んでから就職、転職を目指す人が増えています。
IT業界自体は学歴や職歴をあまり気にしない業界です。どんなスキルを持っているか、といったことが重要視されます。
開発スキルを身に付ければフリーランスとしても働きやすいですし、リモートワークの働き方もしやすいです。どこにいても働ける会社に転職をして、地方や海外に住みながら働く、といったことも可能でしょう。
ITエンジニアは比較的、高年収でもあります。今後もITエンジニアの需要は高まるでしょう。将来性のある仕事の一つといえます。
公務員
看護学校中退後、受験可能な年齢であれば公務員試験の合格を目指す、といった進路もあります。
公務員も学歴や職歴を問われない職種です。公務員試験に合格することで公務員になることができます。
公務員は安定した収入、雇用を求める方にお勧めです。
看護学校を中退した後、フリーター期間は短めすることで就職に有利に
看護学校を中退した後にフリーターをしながら、進路をどうしようかな・・・と考えている方も多いと思います。
企業への就職、正社員になることを目指す場合には「中途採用」を狙って就職活もし、動をすることになります。
この時、正社員就職を目指す場合には、フリーター期間は短い方が有利になります。
看護学校中退後、フリーター期間が長いと就活が難しい・・・
看護学校中退後、フリーター期間が長くなってしまうと、正社員を目指しての就活が難しくなりやすいです。
中退の経歴があり、フリーター歴が1年、2年と長くなってくると「働く気持ち」に対して疑問を持たれることが多くなります。
看護学校の中退理由とともに、フリーター期間が長くなった理由を質問されることも増えるでしょう。
「フリーターをしている間、何をしていましたか?なぜ就職をしようと思ったのですか?」
フリーター期間中はアルバイトをしていたに決まっているでしょう!
と思ってはいけません。
面接官は求職者が質問に対して、どういった答えを返すかを見ています。
「看護学校を中退し、アルバイトをしながら生計を立て、自分の進路を考えていました。その中で○○に興味を持ち、今回、貴社の求人に応募をさせて頂きました」
といったように志望動機としてまとめることが必要です。
面接対策はとにかくポジティブになるように、繋げていくことが大切ですね。
また、フリーター歴が長くなるということは、年齢が高くなるということでもあります。
その分、中途採用を狙っての就職活動は厳しくなります。
未経験者を採用する場合、企業はできるだけ若い人材を採用したいと考えます。
とはいえ、20代前半であれば十分に正社員として就職することは可能です。
就職がかなり難しくなるのは20代後半、30代までフリーターといった方となります。
その頃になると書類選考も通らずにお見送りが増えるでしょうし、面接もなかなか突破出来ない・・・という可能性が高いです。
看護学校を中退、正社員として就職を目指す方法
看護学校を中退した後、進路として正社員就職を目指す場合。
就職活動の方法としては次のような方法があります。
・ハローワーク
・求人サイト
・新聞の求人広告
・コネ
・公共の就職支援サービス
・民間の就職支援サービス
・アルバイトから正社員登用
・紹介予定派遣
ハローワークでとりあえず求人を探してみる、という方も多いかもしれません。
今はインターネットハローワークがありますから、自宅やスキマ時間を使って求人を検索することができます。
もちろん、お近くのハローワークに行って端末を使って求人検索をしても良いです。
ただ、ハローワークは求人の質があまりよろしくないですし、契約社員の求人も多いため、しっかりと条件を設定しないと時間が無駄になる可能性があります。
看護学校を中退後、就職に成功するためには?
看護学校を中退した後の就職活動は難しいと思っている方も多いと思います。実際、中退という経歴があるために面接での受け答えが上手くできず、なかなか内定を貰えない方もいるようです。
しかし就職活動にはコツがあります。コツを押さえることで、内定獲得しやすくなる可能性が高くなりますので、ぜひ以下を参考にしてみてください。
自己分析をする
まず最初に取り組むことをおすすめするのが、自己分析です。自分が持っているスキル、得意なこと、強み、弱み、価値観を明確にします。
自己分析を行うことによって、自分がどんな仕事に向いているのか、把握することができます。自分に合わない仕事に就職してしまうと、短期離職につながりかねません。
自己分析の方法は色々な方法があります。
・得意なこと
・ずっと続けていること
・取り組んでいて楽しいこと
・どんなことを辛いと思うか
・絶対やりたくないこと
・人からどう思われているか
・周囲の人にフィードバックを貰う
など他にも自分の内面にアプローチする方法は色々ありますので、探してみると良いでしょう。
職種や業界研究をする
就職を目指す場合、自己分析も参考にしながら職種や業界を絞っていくやり方が良いでしょう。手当たり次第に興味を持てそうな仕事を探すよりは、自分に向いている仕事から絞り込んでいく方がミスマッチが少ないです。
興味が持てる職種、業界が見つかったら深堀していきましょう。業界の現状、将来性。給与レベル、仕事内容、求められるスキル、キャリアアップはどうなるのか、など。職種によっては資格が必要であったり、未経験者は厳しいなどありますから、できるだけ情報収集を行います。
その過程でさらに興味が持てる仕事が見つかることもありますので、職種や業界研究は徹底的に行いたいところです。
志望動機を明確にする
志望動機の作り方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。志望動機は内定獲得に最重要といっても良いもの。面接官も志望動機を聞いて、求職者の本気度、マッチ度を判断することが多いです。
どんなに優秀と感じる求職者でも、志望動機が曖昧だと不採用にすることが多くなります。もし採用したとしても、短期間で辞める可能性が高いためです。
志望動機を作る際にも、自己分析が役立ちます。そこの職種・業界研究で得た情報を加え、
「どうして求人に応募したのか」
「この企業でなくてはならない理由」
「将来なりたい自分」
を作っていくと良いでしょう。入社した後、どんな風に働いて、将来こんな人材になりたい、と具体的に面接で伝えることができれば強くアピールできます。
挑戦する意欲、困難に負けないこと、コミュニケーション力もある、といったことも面接官に伝えられるとさらに良いです。
看護学校を中退理由を明確にする
面接では看護学校を中退した理由を必ず質問されるでしょう。そのため、中退理由を質問されたときに答えに詰まることがないように、準備しておく必要があります。
前提として、中退した事実を隠さずに明確に理由を伝えることが大切です。
看護学校を中退ことを、前向きに捉えることがポイントになります。ネガティブな中退理由の場合には、できるだけ前向きに、ポジティブに変換して伝えられるように準備しましょう。
中退したからこそ、こんな将来にしていきたい、といったように目標につなげて話ができるとなお良いです。
将来のキャリアを考える
難しいかもしれませんが、将来のキャリアも考えることが大切です。将来、こんなキャリアを積みたい、こんな人材になっていたい、ということは面接でのアピールポイントになるからです。
それに将来の自分を考えることは、今の自分に何が必要なのか、どんな仕事についてどんな経験を積むことが必要なのかを逆算して知ることができる、ということでもあります。
就職活動で役立ちますから、ぜひ取り組んでみていただきたいです。
面接対策をしっかり行う
面接を突破しなければ内定を貰えません。そのため、面接対策は徹底的に行いたいです。
準備すべき質問対策としては、
・看護学校の中退理由
・志望動機
・自己アピール
・強み、弱み
・入社してどんなことをしたいのか
・なぜ当社に応募したのか
・キャリアビジョン
などが主となります。上記をしっかり受け答えできるように準備しておけば、派生する質問に対しても詰まらず、沈黙を作らずに答えられるようになるでしょう。
可能であれば、模擬面接をすると良いです。知り合いに頼める人がいない、恥ずかしい、といった場合にはエージェントなど第三者を活用する方法がおすすめです。
中退者におすすめ就職エージェントは次にご紹介します。
看護学校中退後、内定率の高い就活方法は?
看護学校中退後、おすすめの就活方法としてご紹介したいのは、民間の就職支援サービスです。
第二新卒エージェントneoや就職shop、ハタラクティブ、DYM就職といった主に20代で職歴なし社会人未経験の方の就職支援サービスを提供しているサイトです。
⇒ ハタラクティブ
DYM就職は35歳まで利用することができるので、30代になり上記のような就職支援サービスが利用できない方は相談してみてはいかがでしょうか。もちろん20代の就職にも実績が多いです。
⇒ DYM就職
看護学校を中退した後、自分だけで就活をするのは大変です。
フリーター期間が長くなると、さらに就活が難しい場合が多く書類選考も通らない・・・と悩むことも多いでしょう。
そうした悩みを解消するのが、こうした未経験から正社員就職を目指す就職支援サイトなんですね。
中には就職カレッジのように、書類選考なしで面接が受けられる就職支援サイトもあります。
自力での就活と比べて、内定率が高いことも特徴ですよ。
看護学校を中退した場合、最終学歴は高卒となる方が多いと思います。
高卒以上の方は問題無く利用できます。
看護学校を中退後、就職活動をスムーズに進めたい方。
就活を始めてみたものの、書類選考もなかなか通らなくて苦労している・・・といった方にもおすすめです。
看護学校を辞めた後、介護業界を目指したい場合
看護学校を辞めた後、介護業界を目指したいという方もいるでしょう。
その場合、介護施設の求人を探すことになりますがハローワークでも多数出ていますし、リクナビNextなどの求人サイトでも掲載が多いです。
なぜなら、多くの介護施設は人手不足だから。本当に人が集まらずに困っている施設もあり、そうしたところに入職してしまうと、働き方がハードになります。あまり選ばない方が良いと思います。
エージェントを経由して内部情報を得たうえで就職を目指す方法を検討してみていただきたいです。
以下のエージェントは未経験歓迎の求人も多く扱っていて、働きながら資格取得を後押ししてくれる介護施設の情報も得られます。
介護職員初任者研修などは事前に取得しておくと有利ですが、働きながら取得することも可能です。介護施設といっても労働環境は本当に大きく差があります。
介護業界は働くことを考えると、情報収集が大切な業界といえます。
⇒ ほいく畑
まとめ
看護学校を中退した後の進路、就職活動のポイントをご紹介しました。
看護学校を中退後、何もやる気が起きない…といった時期もあるかもしれませんが、ずっと何もしないでいるとニート生活が長くなることになってしまいます。
ニート期間が長くなると、就職が本当に難しくなります。早い時期にそうした状況を抜け出して正社員ではなくても働きだす、社会と関わりを持てるように動くことを目指してみてください。
正社員として働くことで、安定した収入、キャリアをスタートすることができます。働きながらまた新しい目標も見えてくると思います。
まずは就職を目指して動いてみませんか?そのために役立つ就職支援サービスなどもご紹介しましたので、ぜひ活用してみてください。