公務員試験から民間への切り替え。内定率の高い就活方法をご紹介しています。
公務員試験に全落ちし、来年も公務員試験を受けても合格する気がしない・・・
ここで区切りをつけて、民間企業への就職に切り替えよう、という場合、その後どのように就職活動を進めていくと良いかを解説します。
目次
公務員試験から民間への就職に切り替え
1回目の公務員試験、2回目、3回目という方もいると思いますし、公務員試験を受けられるギリギリの年齢まで粘ってきた方もいるかもしれません。
大学中退後、安定の生活を希望して公務員試験に挑戦してきたけれど全落ち。
公務員を諦めて民間企業への就職に切り替えをするという方もいるのではと思います。
公務員試験から民間へ切り替え、就職を目指して短期間で就職活動が成功することは可能です。
この記事では、公務員試験から民間への切り替えた場合の就職活動の方法、内定率の高い就活方法についてご紹介しています。
公務員浪人をせず、民間企業に切り替える
公務員浪人をする、という選択肢が年齢的にまだある方も多いと思います。
しかし公務員試験の辛いところは、来年また試験を受けても受かる保証はひとつも無い、ということです。
「来年の公務員試験もまた落ちたらどうしよう・・・」
という不安と常に戦いながら公務員試験の準備をすることになります。
「どうしても公務員になりたい!」という理由がある人は別ですが、多くの人は公務員浪人せずに民間への切り替えを考えるのではないでしょうか。
一度、民間企業に就職してから経験者採用で公務員への転職を目指す、という方法もありますね。
不況になると公務員の人気が高まる=倍率が上がる=受からない
昔から、不況になるとリストラのない安定した生活ができる公務員は人気が高まる、と言われています。
実際、過去に公務員人気が上がり、倍率が高くなることの例として、
「リーマンショック」
がよく挙げられますが(前回の不景気となりますね)、
リーマンショックが起こった年の公務員試験の倍率は6.7倍です。
2009年 7.7倍
2010年 11.8倍
2011年 10.5倍
2012年 13.7倍
といったように不景気になってから倍率がどんどん上がっています。
不況で公務員試験の倍率が上がる可能性
今後の可能性として不況によって、公務員試験の倍率が上がる可能性はありますです。
公務員試験は不況の時に人気が上がります。受験者が増えれば、倍率が上がり落ちる人も増えます。
今までは民間企業に就職をしていた優秀な人も、安定を求めて公務員試験を受けます。
全体的に採用されるレベルが上がってしまうのも、悩みの種・・・といえます。
今年よりは来年、再来年の方が公務員の倍率は上がることが考えられます。
そうした厳しい公務員試験。
来年受けても合格する保証はひとつもありません。
公務員浪人を何年することになるか不安を抱えながら続けるよりは、民間企業への就職に切り替えよう、という選択肢を取る方も多いと思います。
今はインバウンドも多く、業績の良い業界もありますが、いつ何が起こるかは分かりません。
いつだって、変化は急激に起こります。
公務員試験に落ちてから民間に切り替えても間に合う
公務員試験に落ちてから民間に切り替えても、まだ間に合います。
受ける公務員試験にもよりますが、7月に民間へ切り替えて就職活動を始める方もいるでしょう。
8月、9月、10月といった時期に就職活動に切り替えても、大企業はすでに応募出来なくなっているところも多いですが、まだ探すことも可能です。
優良企業の多くも採用を行っていますから、探して求人に応募することは可能です。
就職することだけを考えた場合、年明けから就活を始めても正社員就職を目指すこともできます。
公務員試験から就職に切り替え、民間企業の求人の探し方
新卒カードが使える人は、公務員試験から民間に切り替えても有利に就職活動を進めることができます。
大学のキャリアセンター、高校の就職課など使い倒して情報収集を行うこともおすすめします。
既卒、大学中退後に公務員試験を受けた人などは、主に次のような方法で民間企業の求人を探すことができます。
・ハローワーク
・求人サイト
・就職エージェント(就職支援サイト)
中途採用を目指すことになる方の就活の方法としてオススメするのは、就職エージェント(就職支援サイト)の活用です。
就職エージェントのメリット
民間企業への就職に切り替えたものの、就職活動は初めて。
「何から就活の準備をして良いか分からない・・・」
という人もいるのではないでしょうか。
就職エージェント(就職支援サイト)を利用することで、就職活動に関してのサポートを受けられます。
既卒、大学中退、フリーターといった方が公務員試験を受け、諦めて就活に切り替えた場合には学校の就職課などを利用することができず、孤独な就活になってしまいます。
民間企業への就職も、何十という企業に応募して面接を数社受けられて、やっと内定・・・といった厳しいものになる可能性があります。
そのため不採用が続き、就職活動のモチベーションを維持できずフリーターやニートになる・・・といったケースもあります。
就職エージェントを利用することで、民間企業の就職に必要な準備をすることができます。
中でも、既卒、大学中退、フリーターといった職歴なし、正社員経験が無い方向けの求人を多く取り扱っている就職エージェントの活用がおすすめです。
公務員試験から民間への切り替え、頭の切り替えも大切です
もちろん、頭の切り替えは必要です。
公務員試験の面接対策の頭のまま、民間企業の面接を受けても不採用になる可能性が高いです。
公務員と民間企業では求める人材が違います。
公務員は無難な人材、民間企業は会社に利益をもたらす人材を採用したいと考えています。
またじっくり自己分析をしている時間もないと思いますので、応募する企業を探しながら「興味が持てる業界」「興味を持って働けそうな職種」を明確にしながら就活を進めることになるでしょう。
公務員試験のときとはまるで違うのが就職活動となります。
まずは頭を切り替えて就職活動に取り組んでみてください。
公務員から民間企業へ切り替えた人が面接で質問されること
民間企業への就職に切り替えた場合にも必ずあるのが、
「面接」
です。
企業によっては3回面接があるなどします。
面接の度に面接官が変わりますから、毎回同じ質問がされる可能性もあります。
公務員から民間に切り替えた人が面接でほぼ確実に質問されるものとして、
「なぜ公務員試験を来年も受けなかったのか」
「公務員試験から民間に切り替えた理由」
などがあります。
質問の仕方はいろいろと思いますが、
「なぜ公務員試験を諦めたの?どうしてうちの会社に応募したの?」
ということを答える必要があります。
「公務員試験に落ち、来年も受かる自信が持てなかったので民間に切り替えました」
といった答えでは不採用になるでしょう。
ポジティブな志望動機に繋がるように、面接での質問に対しての答え方、面接対策をする必要があります。
公務員から民間企業へ切り替えた理由
公務員試験から民間企業へ切り替えた人に対して、面接で質問されることが多い質問として、
「公務員から民間企業へ切り替えた理由」
があります。
企業からすると、確かに知りたいことではありますよね。
それまで公務員試験を受験することに専念していた人が、民間企業への就職に切り替えた理由は知りたいです。
公務員になるまでに繋ぎとして就職されたのでは、企業も困るわけです。
公務員を諦めた、という答えでも問題ありません。
ただし、きっぱりと諦めて今度は民間企業でこうした働き方をしたい、御社でこういう仕事をして貢献したい、といったことを明確に伝えられることが必要になります。
公務員から民間企業へ切り替えた理由については確実に明確化しておくことが必要です。
公務員から民間に切り替え、難しい面接対策に苦戦する人も多いです
公務員と民間企業では求める人材が全く違います。
採用した人材がどういった利益を会社にもたらすか、といったことを面接官は見ています。
ちなみに、
「まだ公務員に未練がありますか?」
といった質問をされる可能性もありますが、その時は
「まだ少し未練があります。来年また公務員試験を受けるかもしれません」
なんて答えてはいけません。
NGです。
「全く考えていません。御社が第一志望です!」
と力強く答えましょう。
就活は複数の企業の同時進行が基本ですが、どの企業においても、
「御社が第一志望です!」
というのが基本です。
それはそうですよね、もし逆の立場であなたが面接官だとしたら、
「他の企業も受けていてそちらが第一志望です!」
と言われたら、不採用にしたくなります。
そうした民間企業への就職に成功するために必要不可欠な面接対策も、就職エージェントを利用した場合にはアドバイス、サポートを受けることが出来ます。
アルバイト経験も無い方もいらっしゃると思います。
そうなると、働くことに対してのイメージが持てずに就活は苦労するようです。
一人で就活をするよりも、サポートがある就職エージェントを利用した方が内定率が高くもなりますので、メリットも大きいでしょう。
公務員試験から民間へ切り替え、大切な思考の切り替え
公務員試験から民間企業への就職で苦労するのは、頭を切り替えることかもしれません。
何年間、公務員試験を受けるために努力してきたのかは人それぞれですが、長い年月をかけていればいるほど、頭が公務員思考になっていると思います。
また不安も大きいかもしれません。
といったように、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいがちな方、多いのではないでしょうか。
公務員試験を辞めて、民間就職に切り替えるのであれば、できるだけ早いタイミングが望ましいです。
ブランク期間をながくしないためにも早く就活に動く必要がありますし、日程的にも後になればなるほど、応募できる企業が減ってしまいます。
新卒カードが切れる方の就職活動ならば、できるだけ早く頭を切り替えて就活に動き出しましょう。
民間企業はチャレンジできる人材を採用したいと考えていることが多いため、公務員試験を想定して志望動機や面接対策をすると失敗しやすくなります。
公務員試験を辞めた理由、民間企業への就職に切り替えた理由とともに、入社してどういった働き方をしていきたいのか、どんなビジョンを持っているかなども話せるように準備をしておくことが大切です。
民間企業の求人探しは就職エージェントを利用しよう
公務員試験から民間に切り替えて就活を始める場合、就活を始める時期としては遅くなります。
そのため、じっくりと就活準備は何からしたら良いのだろう・・・?
と情報収集をして自己分析に取り組んでいたら、さらに求人が減ってきてしまいます。
新卒カードで就活ができる人は、早く応募出来る企業を調べるべきです。
既卒、大学中退、フリーターといった方の就活の場合にも、就活スタートの時期は早い方が良いです。
企業の採用担当者は空白期間が長い人を避ける傾向があります。
公務員試験の後、空白期間が1年あると
「就職する気があまり無いのでは?」
「まだ公務員試験を受けることと迷っているのでは?」
といったことを考えられてしまうかもしれません。
公務員から民間に切り替えるにしても、すぐに就活を始める場合、志望動機もしっかりしていれば「公務員はスッパリ諦めて、民間企業でバリバリ働くつもり」をアピールしやすくなります。
他にもブラック企業に就職してしまわないことも大切です。
公務員から民間への切り替え、ということで時期的に遅れを取っている焦りから、ブラック企業であることを見抜けず、早々に内定が貰えたことに安心してしまって・・・といったケースも考えられます。
ブラック企業に就職してしまい、早期離職。
となると、転職活動がさらに難しいものとなります。
最初から長く働くことができる優良企業への就職を目指すことをおすすめします。
就職エージェントが扱う求人の全てが優良企業とはいいませんが、企業の詳しい情報を得て応募を判断しやすくなりますし、極力ブラック企業は排除して求人紹介をしてくれる就職エージェントばかりです。
ブラック企業に就職してしまう可能性は低いでしょう。
公務員から民間に切り替える際、こうした就職エージェントをぜひ活用して早期に就職を目指してみる方法をおすすめします。